フットケア実技広場 Footcare practice

テーマ:プロに習おう!正しく安全なフットケア手技
社会医療法人天神会新古賀クリニック
石橋 理津子
 
昨年に引き続き今年も九州地方会にてフットケア実技広場を開催します。
フットケアセラピストを中心に看護師、理学療法士、義肢装具士がアシスタントとして実技指導にあたります。
 
プロのフットケアセラピストの方々は、一般の方々を対象にフットケアを提供されておられますが、安全第一に施術をされておられます。何故ならば、信用問題に関わり営業ができない事態となりうるからです。そのため各々のスクールのマニュアルに従った講義を受け、資格を取得し営業されておられます。さて、医療従事者である私たちはフットケア実技においてキチンとした教育をうけているでしょうか?今の医療ではカリキュラムとしてフットケア実技ははいっておりません。現在、医療現場でフットケアを提供している医療従事者は学会の実技教室で学ぶもの、民間のフットケアスクールで独自に学ぶものと様々です。しかし私たち医療従事者がフットケアを提供する方々は、何らかの疾患を有する患者さんです。少しの創傷でも、それが原因で下肢切断に至る恐れのある方々が対象であることを忘れてはいけません。より安全なケア、そのためにはきちんとしたアセスメントを行い、フットケアを提供できる患者さんなのか判断を要します。
そこを踏まえてのフットケア手技の習得が必要です。
ケアだけにとらわれないこと。
 
日本下肢救済・足病学会九州・沖縄地方会ではプロのフットケアセラピストのご協力をいただき、フットケア実技広場を2年連続で開催することが出来ました。
また、フットケア実技以外にも足の除圧方法やフットプリントの味方・取り方、また現場で困っている症例の相談ブースも準備しております。
参加された方は、翌日より現場で還元できる実践型フットケア実技体験ができることと思います。
より多くの方々に体験していただけるよう、準備させていただきました。
 

※ 共通指導内容:血流評価(視診・触診・問診)
※ 各器材使用時のリスク

1 爪切り ニッパーの持ち方、爪の切り方
2 爪やすり 爪用やすりのかけ方
3 爪用ゾンデ ゾンデを使った爪掃除の仕方、コットンパッキングの方法
4 コーンカッター コーンカッターによる胼胝の削り方
5 甘皮削り 甘皮削りを使った鶏眼・細かい角質の削り方
6 グラインダー グラインダーを使った爪のケア、角質ケア
7 レヂューサ レヂューサの持ち方、使い方
8 フットプリント フットプリントの取り方、見方
9 除圧フェルト 除圧フェルトの採型、貼り方、除圧確認方法
10 テーピング

※会場内は自由参加方式の実技体験ブースとなっております。
お好きなブースで学びたい実技をご体験ください。
体験をご希望のブースで氏名・所属施設・職種をご記入ください。
記入後各ブースアシスタントより番号札をお受け取りください。
各ブース前に次体験者番号が表示されます。
次体験者番号の方はブース前でアシスタントへ番号札をお渡しください
同じブースで数回体験も可能です。
その際は、新たに参加表へ明記され次体験者番号をおうけとりください。
体験しなくても周囲での見学は可能です。